性感染症

性病予防薬

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  • 札幌すすきの院

01. 性病予防薬とは

性病予防薬(性感染症予防薬)とは、性感染症(STI)への感染リスクを低減させるために服用するお薬のことです。主に、性交渉の前に服用して感染を未然に防ぐ「曝露前予防(PrEP:プレップ)」と、感染の可能性がある行為の後に服用して発症を防ぐ「曝露後予防(PEP:ペップ)」の2種類があります。

これまではコンドームの使用が主な予防手段でしたが、現代では医療の進歩により、お薬による予防という選択肢が加わりました。特にHIVの感染予防や、梅毒・クラミジア・淋菌などの細菌性性感染症に対する予防投与(ドキシペップなど)が注目されています。正しく服用することで高い予防効果を発揮しますが、医師の指導のもと適切に使用することが不可欠です。

02. 主な症状

性病予防薬は「感染を防ぐためのもの」であるため、薬自体に特定の病状があるわけではありません。しかし、予防薬を検討すべき背景となる、性感染症特有の症状やリスク状況は以下の通りです。

  • 自覚症状がないケース
    多くの性感染症(特にクラミジアや初期のHIVなど)は、感染しても初期段階では無症状であることが多く、気づかないうちにパートナーへ広げてしまうリスクがあります。
  • 身体的なサイン
    排尿時の痛み、尿道の違和感、不正出血、おりものの変化、性器周辺の潰瘍やイボ、発疹などが現れる場合があります。
  • 心理的な不安
    「コンドームが破れてしまった」「不特定多数との接触があった」など、感染の不安を感じる精神的なストレスも、予防薬の受診を検討する大きな契機となります。

03. 考えられる原因

性感染症への感染リスクを高め、予防薬が必要とされる背景には、以下のような要因が考えられます。

  • 避妊具の不適切な使用
    コンドームを正しく着用していなかった、あるいは性交渉の途中で破損・脱落してしまった場合。
  • 粘膜同士の直接的な接触
    膣性交だけでなく、オーラルセックス(口腔性交)やアナルセックスを通じた、粘膜や血液を介した感染。
  • 不特定多数との性交渉
    感染経路が不明確なパートナーとの接触が増えることで、感染率が相対的に高まる要因となります。
  • 正しい知識の不足
    どの行為にどの程度の感染リスクがあるのか、また予防薬という選択肢があることを知らずに対策が遅れてしまうケース。

04. 治療方法

性病予防薬の活用は、単にお薬を飲むだけでなく、専門の医療機関でのカウンセリングとセットで行われるのが一般的です。

  1. PrEP(曝露前予防)
    感染リスクがある活動を行う前から、定期的(毎日またはオンデマンド)に抗ウイルス薬を服用する方法です。主にHIV感染の予防に極めて高い効果が確認されています。
  2. PEP(曝露後予防)
    感染の可能性がある行為から「72時間以内」に服用を開始し、28日間継続してお薬を飲むことでウイルスが増殖するのを防ぎます。時間との勝負になるため、早期の受診が重要です。
  3. ドキシペップ(Doxy-PEP)
    性交渉後24〜72時間以内に特定の抗菌薬(ドキシサイクリン)を服用することで、梅毒、クラミジア、淋菌の感染リスクを大幅に下げることができます。

予防薬は「万能」ではないことを理解しましょう

予防薬は非常に高い効果を発揮しますが、すべての性感染症(尖圭コンジローマやB型肝炎など)を完全に防げるわけではありません。また、お薬による副作用の有無を確認するためにも、定期的な血液検査や性病検査を受けることが推奨されます。コンドームとの併用を心がけ、自分の体とパートナーの健康を守るための「一つの大切な手段」として賢く活用していきましょう。

監修医師

REVO CLINIC 池袋院院長 結城直哉医師

監修医師

池袋院院長

結城 直哉

順天堂大学医学部卒業後、総合病院で勤務。2024年にREVO CLINIC 池袋院院長に就任。内科と美容医療を組み合わせ、忙しい現代人が気軽に相談できる新しい医療の形を目指しREVO CLINICを展開

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