内科

更年期障害

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  • 札幌すすきの院

01. 更年期障害とは

更年期障害とは、閉経前後の約10年間(更年期)に、女性ホルモンの分泌が急激に減少することで心身にさまざまな不調が現れる状態を指します。女性ホルモン(エストロゲン)の低下に対し、脳がホルモンを出そうと指令を出し続けることで自律神経が乱れ、日常生活に支障をきたすほど重い症状が出る場合に「更年期障害」と診断されます。

近年では女性だけでなく、男性も男性ホルモン(テストステロン)の低下により、同様の不調(男性更年期障害:LOH症候群)が現れることが広く知られるようになりました。これは加齢に伴う自然な身体の変化ではありますが、一人で我慢しすぎず、適切なケアを行うことで症状を和らげ、健やかな日常を取り戻すことが可能です。

02. 主な症状

更年期障害の症状は「不定愁訴(ふていしゅうそ)」と呼ばれ、日によって症状が変わったり、複数の症状が重なって現れたりするのが特徴です。

  • 血管運動系の症状
    顔のほてり(ホットフラッシュ)、のぼせ、異常な発汗、動悸、息切れなどが代表的です。
  • 身体的な症状
    激しい疲れやすさ、だるさ、肩こり、腰痛、関節痛、頭痛、めまい、耳鳴り、冷え、頻尿などが挙げられます。
  • 精神的な症状
    イライラ、不安感、気力の低下、情緒不安定、不眠、集中力の欠如など、うつ症状に似た状態が現れることもあります。

これらの症状は、体質や性格、その時置かれている環境によって人それぞれ異なり、周囲に理解されにくいという側面もあります。

03. 考えられる原因

更年期障害は、主に以下の3つの要因が複雑に絡み合って発症すると考えられています。

  • ホルモンバランスの変化
    加齢に伴う卵巣機能の低下(男性の場合は精巣機能の低下)により、ホルモンの分泌量が急激に減少すること。
  • 環境的な要因
    仕事の責任の増加、子どもの自立や親の介護といった家庭環境の変化、人間関係の悩みなど、この年代特有のライフスタイルの変化。
  • 心理的な要因
    もともとの性格(生真面目、完璧主義など)や、老いに対する不安、過去の喪失体験などがストレスを増幅させることがあります。

04. 治療方法

更年期障害の治療は、不足しているホルモンを補う方法から、体質を整える漢方、心のケアまで多角的に行われます。

  1. ホルモン補充療法(HRT)
    減少したエストロゲンなどを少量補う治療法です。ホットフラッシュなどの血管運動系の症状に高い効果が期待でき、骨粗鬆症の予防にもつながります。
  2. 漢方薬による治療
    全身のバランスを整え、多彩な症状を和らげるのに有効です。「当帰芍薬散」「加味逍遙散」「桂枝茯苓丸」などが、個々の体質(証)に合わせて処方されます。
  3. 向精神薬やカウンセリング
    精神的な症状が強い場合には、抗うつ薬や抗不安薬の使用、あるいはカウンセリングを通じて心の負担を軽減させます。
  4. 生活習慣の改善
    バランスの良い食事、適度な運動、質の良い睡眠を心がけ、自律神経を整えるセルフケアも重要です。

変化を前向きに受け入れ、自分をいたわる時期に

更年期は、体が次のステージへ向かうための準備期間です。決して「病気だからダメなんだ」と自分を責めないでください。症状がつらい時は、「今は少しペースを落とす時」という体からのメッセージだと捉えましょう。専門医に相談したり、家族や友人に今の気持ちを話したりするだけでも、心はぐっと軽くなります。一人で抱え込まず、自分に合ったケアを見つけていきましょう。

監修医師

REVO CLINIC 池袋院院長 結城直哉医師

監修医師

池袋院院長

結城 直哉

順天堂大学医学部卒業後、総合病院で勤務。2024年にREVO CLINIC 池袋院院長に就任。内科と美容医療を組み合わせ、忙しい現代人が気軽に相談できる新しい医療の形を目指しREVO CLINICを展開

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