皮膚科

口唇ヘルペス

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  • 札幌すすきの院

01. 口唇ヘルペスとは

口唇ヘルペスとは、単純ヘルペスウイルス1型(HSV-1)というウイルスに感染することで、唇やその周囲に小さな水ぶくれ(水疱)ができる病気です。このウイルスの最大の特徴は、一度感染すると症状が治まった後も神経の中に潜伏し続け、体の抵抗力が落ちたときに再び活動を始める「再発」を繰り返す性質を持っていることです。

初めて感染した際は症状が強く出たり、あるいは全く自覚症状がない場合もありますが、多くの人が大人になるまでに感染していると言われています。唇という目立つ場所に症状が出るため、外見的なストレスを感じる方も少なくありませんが、正しく対処すれば数日から1〜2週間ほどで回復に向かう一般的な疾患です。

02. 主な症状

口唇ヘルペスは、前兆から完治まで段階的に症状が変化していくのが特徴です。

  • 初期症状(違和感)
    水ぶくれができる半日前〜1日前に、唇の周りがムズムズする、チクチク痛む、ピリピリと熱を持つといった独特の違和感が現れます。これはウイルスが活動を始めたサインです。
  • 中期の症状(赤腫・水ぶくれ)
    違和感のあとに赤く腫れ、小さな水ぶくれが数個集まった状態で発生します。この時期はウイルスが最も多く、痛みやかゆみを伴うことがあります。
  • 後期の症状(かさぶた)
    数日経つと水ぶくれが破れて乾き、かさぶたになります。この状態になると回復へ向かっている証拠ですが、無理に剥がすと出血や跡が残る原因になるため注意が必要です。

03. 考えられる原因

口唇ヘルペスが発症・再発する背景には、主に以下のような原因が挙げられます。

  • 免疫力の低下
    風邪などの発熱、過労、強いストレス、睡眠不足などによって体の抵抗力が落ちた際に、潜伏していたウイルスが再活性化します。
  • 外部刺激(紫外線など)
    強い日光(紫外線)を浴びることや、唇への摩擦、歯科治療などの物理的な刺激が引き金となって発症することがあります。
  • ホルモンバランスの変化
    女性の場合、生理前や妊娠などによるホルモンバランスの変化が体への負担となり、再発しやすくなる傾向があります。
  • 直接的・間接的な接触
    症状が出ている人の患部に直接触れることや、ウイルスが付着したタオル、食器などを共有することによる感染。

04. 治療方法

口唇ヘルペスの治療には、ウイルスの増殖を抑える「抗ウイルス薬」を使用するのが一般的です。

  1. 薬物療法(外用薬・内服薬)
    抗ウイルス薬(アシクロビルやバラシクロビルなど)を、症状の重さに合わせて使用します。軟膏などの塗り薬は主に軽症や再発時に、錠剤などの飲み薬は症状が強い場合や初感染時に処方されます。
  2. 早期治療の徹底
    ヘルペス治療は「早ければ早いほど効果的」です。違和感が出てから、あるいは水ぶくれができる前の段階で治療を開始すると、症状を最小限に抑え、治癒までの期間を短縮できます。
  3. 患部の清潔保持
    患部を清潔に保つことが大切です。ただし、洗顔時などは強くこすらず、優しく洗うようにしましょう。

他の人へうつさない・悪化させないためのアドバイス

症状が出ている間は、水ぶくれの中に大量のウイルスが存在しています。そのため、「水ぶくれを自分で潰さないこと」が非常に重要です。潰してしまうとウイルスが周囲に広がり、症状が悪化したり、他人に感染させたりするリスクが高まります。また、タオルやコップの共用を避け、患部に触れた後は必ず石鹸で手を洗うようにしましょう。再発を繰り返す方は、普段から十分な睡眠と栄養バランスの良い食事を心がけ、ウイルスを抑え込める強い体づくりを目指すことが一番の予防策となります。

監修医師

REVO CLINIC 池袋院院長 結城直哉医師

監修医師

池袋院院長

結城 直哉

順天堂大学医学部卒業後、総合病院で勤務。2024年にREVO CLINIC 池袋院院長に就任。内科と美容医療を組み合わせ、忙しい現代人が気軽に相談できる新しい医療の形を目指しREVO CLINICを展開

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