内科

高血圧

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  • 札幌すすきの院

01. 高血圧とは

高血圧とは、安静時の血圧が正常範囲よりも高い状態が続く病態を指します。心臓から送り出された血液が血管の壁に与える圧力が常に高い状態であるため、血管は少しずつ弾力性を失い、硬くもろくなる「動脈硬化」を引き起こします。

高血圧の恐ろしさは、自覚症状がほとんどないまま進行し、ある日突然、脳卒中や心筋梗塞といった命に関わる重大な合併症を引き起こす点にあります。そのため「サイレント・キラー(静かなる殺し屋)」とも呼ばれています。一般的には診察室での血圧が140/90mmHg以上、家庭での計測値が135/85mmHg以上の場合に高血圧と診断されます。

02. 主な症状

高血圧は初期段階では自覚症状がほとんど現れません。しかし、血圧がかなり高い状態が続いたり、急激に上昇したりした場合には、以下のような症状が見られることがあります。

  • 身体的な症状
    頭痛、頭重感(頭が重い感じ)、めまい、肩こり、動悸、息切れ、のぼせ、耳鳴りなどが挙げられます。
  • 合併症による症状
    高血圧が長期間続くことで血管や臓器がダメージを受けると、視力の低下、むくみ、夜間の頻尿、胸の痛みなどが現れることもあります。

多くの場合は「疲れのせい」で見過ごされがちですが、これらの症状が頻繁に起こる場合は、血管に大きな負担がかかっているサインかもしれません。

03. 考えられる原因

高血圧の原因は、遺伝的な体質に加えて、長年の生活習慣が深く関わっています。主な要因は以下の通りです。

  • 塩分の摂り過ぎ
    日本人に最も多い原因です。塩分を過剰に摂取すると、体内の水分バランスを保つために血液量が増え、血圧が上昇します。
  • 肥満・運動不足
    内臓脂肪の蓄積は血圧を上げる物質を分泌させます。また、運動不足は血管の柔軟性を低下させます。
  • 過度な飲酒・喫煙
    アルコールやニコチンは一時的に血圧を上げるだけでなく、血管を傷つけ、動脈硬化を加速させる要因となります。
  • ストレスや睡眠不足
    精神的なストレスは交感神経を刺激し、血管を収縮させて血圧を高めます。
  • 加齢や遺伝
    年齢とともに血管は硬くなりやすく、また家族に高血圧の人がいる場合は体質的に影響を受けやすい傾向があります。

04. 治療方法

高血圧の治療の最終的な目的は、血圧を下げることそのものよりも、将来起こりうる脳卒中や心臓病などの合併症を防ぐことにあります。

  1. 生活習慣の修正(食事療法)
    何よりも大切なのが減塩です。1日6g未満を目標に、出汁や酸味を活用した工夫を行います。また、野菜や果物に多く含まれるカリウムの摂取も、塩分の排出を助けるため効果的です。
  2. 運動療法
    ウォーキングなどの有酸素運動を毎日30分程度続けることで、血管が広がりやすくなり、血圧の低下が期待できます。
  3. 薬物療法
    生活習慣の改善だけでは十分に血圧が下がらない場合、医師の診断のもとで降圧薬が処方されます。現在は多くの種類があり、個々の体質や合併症の有無に合わせて最適な薬が選ばれます。

家庭での血圧測定を習慣にしましょう

病院での測定は緊張で高めに出る「白衣高血圧」の方も多いため、リラックスした状態での「家庭血圧」が非常に重要です。朝と晩の決まった時間に測定し、記録をつけることで、自分自身の体の変化に早く気づくことができます。「今日は少し高いな」と感じたら、その日の食事や睡眠を振り返るきっかけにしてみましょう。毎日の積み重ねが、未来の健康を支える大きな力になります。

監修医師

REVO CLINIC 池袋院院長 結城直哉医師

監修医師

池袋院院長

結城 直哉

順天堂大学医学部卒業後、総合病院で勤務。2024年にREVO CLINIC 池袋院院長に就任。内科と美容医療を組み合わせ、忙しい現代人が気軽に相談できる新しい医療の形を目指しREVO CLINICを展開

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