アレルギー性結膜炎

01. アレルギー性結膜炎とは
アレルギー性結膜炎とは、目の表面(結膜)に花粉やハウスダストといった特定の物質(アレルゲン)が付着し、過剰な免疫反応によって炎症が引き起こされる状態です。主な特徴として、強い目のかゆみや充血、まぶたの腫れなどが挙げられます。
一年中症状がある「通年性」と、スギやヒノキなどの花粉が飛散する時期だけに起こる「季節性」に分けられます。現代では非常に多くの人が悩まされている疾患の一つですが、適切なケアと対策を行うことで症状を緩和し、快適に過ごすことが可能です。「ただのかゆみ」と放置せず、原因を特定して正しく対処することが、目を守るための大切な一歩となります。
02. 主な症状
アレルギー性結膜炎の症状は、アレルゲンが目に触れることで急激に、あるいは持続的に現れます。
- 強い目のかゆみ
最も代表的な症状です。目頭や目の縁などに、我慢できないほどの激しいかゆみを感じることがあります。 - 充血と腫れ
白目の部分が赤く充血したり、まぶたの裏側がボコボコと腫れたりします。ひどい場合には、白目がゼリー状に膨らむ「結膜浮腫」が起こることもあります。 - 涙と目やに
涙が止まらなくなったり、透明でサラサラとした、あるいは少し粘り気のある糸を引くような目やにが出たりします。 - 異物感
目の中にゴミが入っているような、ゴロゴロとした違和感(異物感)を覚えることがあります。
これらの症状により、集中力の低下や睡眠の質の悪化など、日常生活に支障をきたすケースも少なくありません。
03. 考えられる原因
アレルギー性結膜炎を引き起こす主な原因物質(アレルゲン)には、以下のようなものがあります。
- 花粉(季節性): スギ、ヒノキ、カモガヤ、ブタクサなど、季節ごとに飛散する植物の花粉。
- ハウスダスト(通年性): 室内にあるチリやホコリ、ダニの死骸やフンなど。
- ペットの毛・フケ: 犬や猫などの動物から剥がれ落ちた毛や皮膚の一部。
- カビ(真菌): 湿気の多い場所で繁殖するカビの胞子が空気中に舞い、目に付着すること。
04. 治療方法

アレルギー性結膜炎の治療は、お薬による「薬物療法」と、原因物質を遠ざける「セルフケア」を並行して行うことが基本です。
- 抗アレルギー点眼薬の使用
症状を抑える「抗ヒスタミン薬」や、アレルギー反応を根本から抑える「ケミカルメディエーター遊離抑制薬」の目薬が一般的に使われます。 - ステロイド点眼薬
症状が重い場合には、炎症を強力に抑えるステロイド薬が処方されることがあります。ただし、副作用のチェックが必要なため、必ず医師の指示に従って使用します。 - アレルゲンの除去
外出時はメガネやゴーグルを着用し、帰宅後は人工涙液などで目を洗って花粉を落とすことが有効です。室内ではこまめな掃除や空気清浄機の活用が推奨されます。
目をこすらず、早めの対策を心がけましょう
かゆみが強いとついつい目をこすってしまいがちですが、こする刺激でさらに炎症が悪化し、角膜(黒目)を傷つけてしまう恐れがあります。かゆみが気になるときは、冷たいタオルなどでまぶたの上から冷やすと、一時的に症状が和らぎます。また、花粉症の方は飛散が始まる2週間ほど前から点眼を始める「初期療法」を行うことで、シーズンの症状を軽く抑えることができます。早めに専門医へ相談しましょう。
監修医師
監修医師
池袋院院長
結城 直哉
順天堂大学医学部卒業後、総合病院で勤務。2024年にREVO CLINIC 池袋院院長に就任。内科と美容医療を組み合わせ、忙しい現代人が気軽に相談できる新しい医療の形を目指しREVO CLINICを展開
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