各種検査

尿検査

01. 尿検査について

尿検査は、体内の老廃物を含んだ「尿」の状態を調べることで、腎臓や尿路(膀胱・尿道)の異常だけでなく、糖尿病や肝臓疾患など全身の健康状態を把握するための非常に重要な検査です。痛みもなく短時間で多くの情報を得られるため、健康診断から病気の診断・経過観察まで幅広く活用されています。

私たちの体は、血液を腎臓でろ過して不要なものを尿として排出しています。そのため、尿の変化は「体からのサイン」とも言えます。数値に一喜一憂しすぎず、まずは現在の体の状態を映し出す鏡として、この検査の結果を役立てていきましょう。

02. 検査を受けるタイミング

尿検査は、以下のようなタイミングで受けることが推奨されます。

  • 定期的な健康診断の際: 自覚症状がない初期の腎機能低下や糖尿病の兆候を見つけるため。
  • 尿の色や臭いに違和感がある時: 尿の色が濃い、赤っぽい(血尿)、濁っている、泡立ちが消えないなどの変化がある場合。
  • 排尿時に違和感がある時: 排尿時の痛み、残尿感、頻尿(回数が多い)などの症状がある場合。
  • 背中や腰の痛み、むくみがある時: 腎臓や尿管のトラブルが疑われる場合。
  • 既往歴の経過観察: 高血圧や糖尿病がある方は、合併症(腎症)の有無を確認するために定期的な検査が必要です。

03. 検査でわかること

尿検査では、主に以下の項目をチェックし、さまざまな病気の可能性を探ります。

  • 尿蛋白: 腎臓のろ過機能に問題がないかを確認します(腎炎、ネフローゼ症候群など)。
  • 尿糖: 血液中の糖分が過剰になり、尿に漏れ出していないかを調べます(糖尿病など)。
  • 潜血: 尿に血液が混じっていないかを確認します(結石、腫瘍、膀胱炎など)。
  • ウロビリノーゲン・ビリルビン: 肝臓や胆のうの働きに異常がないかをチェックします。
  • 尿比重・pH: 尿の濃さや酸性・アルカリ性の度合いから、腎機能や代謝の状態を把握します。
  • 尿沈渣(にょうちんさ): 顕微鏡で尿中の細胞や細菌を詳しく調べ、炎症や感染症の有無を特定します。

04. 検査結果への向き合い方

検査結果で「再検査」や「要精密検査」という判定が出ると、どなたでも不安を感じるものです。しかし、尿検査の結果は、その日の体調や運動量、水分摂取量、あるいは服用している薬やサプリメントによって一時的に変動することがよくあります。

例えば、激しい運動の後に蛋白が出たり(生理的蛋白尿)、疲れが溜まっている時に一時的な数値の乱れが出ることも珍しくありません。大切なのは、「異常=すぐに深刻な病気」と決めつけず、まずは医師の指示に従って再検査を受けることです。もし異常が継続している場合でも、早期に発見できれば、生活習慣の改善や適切な治療によって健康を維持できる可能性が格段に高まります。

ご自身の体をいたわる良いきっかけと捉え、冷静に専門医のアドバイスに耳を傾けていきましょう。

正確な結果を得るための「中間尿」のコツ

尿検査の際、「出始めの尿ではなく、途中の尿を採ってください」と言われたことはありませんか?これは「中間尿」と呼ばれます。出始めの尿には、尿道の出口付近の雑菌や汚れが混じりやすいため、それらを洗い流した後の安定した状態の尿を採ることで、より正確な診断が可能になります。また、検査前日の過度な運動やビタミンCの大量摂取は、結果に影響を与えることがあるので注意が必要です。

監修医師

REVO CLINIC 池袋院院長 結城直哉医師

監修医師

池袋院院長

結城 直哉

順天堂大学医学部卒業後、総合病院で勤務。2024年にREVO CLINIC 池袋院院長に就任。内科と美容医療を組み合わせ、忙しい現代人が気軽に相談できる新しい医療の形を目指しREVO CLINICを展開

RESERVATIONS
ご予約
24時間受付 / 当日予約可

「まずは相談だけしたい」「すぐに受診したい」など、
どんな方でもご予約いただけます。どうぞお気軽にご予約ください。