性感染症

C型肝炎

対応可能な院:
  • 札幌すすきの院

01. C型肝炎とは

C型肝炎は、C型肝炎ウイルス(HCV)に感染することで、肝臓に炎症が起こる病気です。この病気の最大の特徴は、感染しても自覚症状が出にくい点にあります。放置すると多くの場合で慢性化し、数十年という長い時間をかけて「肝硬変」や「肝がん」へと進行するリスクがあります。

かつては治療が難しい病気とされていましたが、医療の進歩により、現在は「飲み薬だけでウイルスを排除できる」時代となりました。早期に発見し、適切な治療を行うことで、肝がんへの進行を食い止めることが可能です。沈黙の臓器と呼ばれる肝臓のSOSを逃さないよう、正しい知識を持つことが大切です。

02. 主な症状

C型肝炎は、初期段階ではほとんど自覚症状が現れません。そのため、本人が気づかないうちに病状が進んでしまうことが少なくありません。

  • 急性の症状
    ウイルスに感染した直後の「急性肝炎」の時期には、全身のだるさ(倦怠感)、食欲不振、吐き気、あるいは尿の色が濃くなる、白目や肌が黄色くなる「黄疸(おうだん)」が見られることがあります。
  • 慢性の症状
    炎症が長期間続く「慢性肝炎」の状態では、目立った症状はほとんどありません。しかし、体の中ではじわじわと肝臓の線維化が進んでいます。
  • 進行後の症状
    肝硬変まで進行すると、足のむくみ、お腹に水が溜まる(腹水)、手のひらが赤くなる(手掌紅斑)、意識がぼんやりする(肝性脳症)といった深刻な症状が現れるようになります。

03. 考えられる原因

C型肝炎は、主にウイルスに汚染された血液が体内に入ることで感染します。主な要因は以下の通りです。

  • 血液を介した接触
    ウイルスに汚染された器具を用いたタトゥーやピアスの穴あけ、注射器の使い回し、あるいは過去に行われた不適切な輸血や血液製剤の使用。
  • 母子感染
    母親がC型肝炎ウイルスを保有している場合、出産時に赤ちゃんへ感染することがあります(現在は適切な対策により、感染率は大幅に低下しています)。
  • その他の稀な要因
    非常に稀ですが、性交渉による感染や、カミソリ・歯ブラシの共用など、日常生活の中での微量な出血を伴う接触が原因となる可能性もゼロではありません。

04. 治療方法

C型肝炎の治療は、ここ数年で劇的な進化を遂げました。以前は副作用の強い「インターフェロン注射」が主流でしたが、現在は「経口抗ウイルス薬(DAA)」による治療が一般的です。なお、当クリニックでは検査のみ実施します。治療に関しては、他の医療機関をご紹介します。

  1. 抗ウイルス療法(飲み薬)
    特定の飲み薬を数カ月間(通常8〜12週間)服用することで、ウイルスを直接攻撃します。副作用が少なく、95%以上の高い確率でウイルスを完全に排除することが可能です。
  2. 定期的な経過観察
    ウイルスが排除された後も、肝臓にダメージが残っている場合は肝がんのリスクがゼロではありません。そのため、定期的な血液検査やエコー検査で肝臓の状態を確認し続けることが重要です。
  3. 肝かばい療法
    すでに肝機能が低下している場合、炎症を抑える薬や肝臓を保護する薬を用いて、病気の進行を遅らせるサポートを行います。

まずは一度、肝炎ウイルス検査を受けましょう

C型肝炎は「早期発見・早期治療」ができれば、決して怖い病気ではありません。多くの自治体では、一生に一度、無料で肝炎ウイルス検査を受けることができる制度があります。自覚症状がなくても、これまでに一度も検査を受けたことがない方は、自分自身と大切な家族を守るために、ぜひ検査を受けてみてください。

監修医師

REVO CLINIC 池袋院院長 結城直哉医師

監修医師

池袋院院長

結城 直哉

順天堂大学医学部卒業後、総合病院で勤務。2024年にREVO CLINIC 池袋院院長に就任。内科と美容医療を組み合わせ、忙しい現代人が気軽に相談できる新しい医療の形を目指しREVO CLINICを展開

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