皮膚科

帯状疱疹

対応可能な院:
  • 札幌すすきの院

01. 帯状疱疹とは

帯状疱疹(たいじょうほうしん)は、水ぼうそう(水痘)と同じウイルスによって引き起こされる、痛みと発疹を伴う皮膚疾患です。子どもの頃にかかった水ぼうそうのウイルスは、治った後も体内の神経節という場所に潜伏し続けています。通常は免疫によって活動が抑えられていますが、加齢やストレス、疲労などが原因で免疫力が低下すると、ウイルスが再び活性化して暴れだします。

このウイルスが神経の通り道に沿って移動し、皮膚に到達することで、帯(おび)状に赤い発疹や水ぶくれが現れます。早期の対応が、その後の痛みを長引かせないための鍵となります。

02. 主な症状

帯状疱疹の症状には、特徴的な経過とパターンがあります。

  • 初期の違和感と痛み
    皮膚に見た目の変化が出る数日前から、体の片側にピリピリ、チクチクとするような痛みや、ズキズキとした違和感が生じます。この段階では原因がわからず、筋肉痛や神経痛と勘違いされることも少なくありません。
  • 皮膚症状の出現
    痛みを感じた部位に沿って、赤い発疹が現れ、やがて水ぶくれ(水疱)へと変化します。これらは神経の分布に沿って現れるため、体の左右どちらか一方に帯状に広がるのが大きな特徴です。
  • 重症化と合併症
    強い痛みにより睡眠が妨げられたり、発熱や頭痛を伴うこともあります。また、適切な治療が遅れると、皮膚が治った後も長期間にわたり鋭い痛みが残る「帯状疱疹後神経痛(PHN)」に移行するリスクがあります。

03. 考えられる原因

帯状疱疹が発症する主な原因は、体内に潜んでいたウイルスの「再活性化」ですが、それを引き起こす背景には以下の要因があります。

  • 加齢による免疫力の低下
    50歳代から発症率が急増するとされており、年齢とともにウイルスを抑え込む力が弱まることが主な要因です。
  • 過労や精神的ストレス
    激務や心労が重なることで自律神経が乱れ、免疫システムが正常に機能しなくなった際に発症しやすくなります。
  • 病気や治療による影響
    糖尿病、がん、あるいは免疫抑制剤の使用など、他の疾患やその治療によって体の抵抗力が著しく落ちている場合にリスクが高まります。

04. 治療方法

帯状疱疹の治療は、ウイルスの増殖を抑える「抗ウイルス薬」の投与を中心に行い、痛みの緩和と合併症の予防を目指します。

  1. 早期の抗ウイルス薬投与
    発症からできるだけ早く(理想は3日以内)服用を開始することで、ウイルスの増殖を効率よく抑え、症状の悪化や痛みの長期化を防ぐことができます。
  2. 痛みのコントロール
    鎮痛薬(痛み止め)を使用して、日常生活に支障が出ないよう痛みを和らげます。痛みが非常に強い場合は、専門的なペインクリニックでの治療が必要になることもあります。
  3. 安静と局所処置
    水ぶくれがつぶれて細菌感染を起こさないよう、患部を清潔に保ちます。また、ウイルスとの戦いで体力が消耗しているため、十分な睡眠と栄養を摂ることが不可欠です。

早期受診と十分な休養が回復の近道です

帯状疱疹は「免疫からのSOSサイン」でもあります。無理をして仕事を続けたりせず、まずは心身をしっかりと休めることを最優先にしてください。また、水ぼうそうにかかったことがない乳幼児にウイルスをうつしてしまう可能性があるため、水ぶくれがカサブタになるまでは接触を避けましょう。50歳以上の方は、発症を予防するためのワクチン接種という選択肢もあるため、将来の備えとして医師に相談してみるのも良いでしょう。

監修医師

REVO CLINIC 池袋院院長 結城直哉医師

監修医師

池袋院院長

結城 直哉

順天堂大学医学部卒業後、総合病院で勤務。2024年にREVO CLINIC 池袋院院長に就任。内科と美容医療を組み合わせ、忙しい現代人が気軽に相談できる新しい医療の形を目指しREVO CLINICを展開

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