ニキビ・肌荒れ

01. ニキビ・肌荒れとは
ニキビ・肌荒れとは、皮脂の過剰な分泌や毛穴の詰まり、肌のバリア機能の低下によって引き起こされる皮膚のトラブルです。一般的に「ニキビ」は医学的には「尋常性ざ瘡(じんじょうせいざそう)」と呼ばれ、毛穴に炎症が起きている状態を指します。一方「肌荒れ」は、乾燥やキメの乱れ、赤み、カサつきなど、肌のコンディションが悪化している状態を広く含みます。
これらは単なる一時的な肌の変化ではなく、体調や生活習慣の乱れを映し出す「鏡」とも言われます。鏡を見るたびに気持ちが沈んでしまうこともあるかと思いますが、正しいケアと原因へのアプローチを行うことで、健やかな肌の状態を取り戻すことが可能です。
02. 主な症状
ニキビや肌荒れの症状は、進行度合いや肌質によってさまざまな形で現れます。
- ニキビの段階的な症状
最初に毛穴が詰まった「白ニキビ」や、皮脂が酸化した「黒ニキビ」が現れます。炎症が進むと、赤く腫れる「赤ニキビ」、さらに膿が溜まる「黄ニキビ」へと悪化し、痛みや熱感を伴うこともあります。 - 肌表面の変化
肌全体がカサついたり、粉を吹いたようになったりする乾燥の症状や、逆にベタつきが気になる場合があります。また、肌のキメが粗くなり、化粧ノリが悪くなるのも代表的な肌荒れのサインです。 - その他の不快感
外部刺激に対して敏感になり、ヒリヒリとした痛みや、かゆみ、赤みが生じることがあります。
これらの症状が重なることで、肌の再生サイクル(ターンオーバー)が乱れ、跡が残ってしまうこともあるため、早めのケアが大切です。
03. 考えられる原因
ニキビや肌荒れが起こる背景には、外側からの刺激だけでなく、内面の不調も大きく関わっています。
- ホルモンバランスの乱れ
ストレスや睡眠不足、生理周期の影響により、皮脂分泌を促すホルモンが優位になることで、毛穴が詰まりやすくなります。 - 肌の乾燥とバリア機能の低下
誤ったスキンケア(洗いすぎなど)や空調の影響で肌の水分が失われると、角質が硬くなって毛穴を塞ぎ、刺激に弱い状態になります。 - 食生活と生活習慣
糖分や脂質の多い食事、ビタミン不足、そして慢性的な睡眠不足は、肌の再生に必要な栄養を滞らせ、炎症を悪化させる原因となります。 - 外部刺激と摩擦
マスクによる擦れや、落としきれていないメイク、寝具の汚れなどが細菌の繁殖を招き、肌トラブルを誘発します。
04. 治療方法

ニキビ・肌荒れの治療と改善には、今ある炎症を抑える治療と、新しいトラブルを作らないための習慣作りが欠かせません。
- 薬物療法(外用薬・内服薬)
炎症が強いニキビには、殺菌作用のある塗り薬や、毛穴の詰まりを解消する薬が処方されます。また、体の内側から整えるために、ビタミン剤や漢方薬、炎症を抑える抗生物質を服用する場合もあります。 - スキンケアの見直し
洗顔はたっぷりの泡で優しく行い、必要な脂分を取りすぎないように注意します。洗顔後は、ノンコメドジェニック(ニキビになりにくい)の処方の化粧水や乳液で、十分に保湿を行い、バリア機能をサポートしましょう。 - 生活環境の改善
1日6〜7時間の質の良い睡眠を確保し、栄養バランスの取れた食事を心がけます。特に肌の健康に欠かせないビタミンB群やビタミンCを積極的に摂取しましょう。
焦らずに、肌の「自浄力」を信じてあげましょう
ニキビができると、気になって触ってしまったり、自分で潰してしまったりしたくなるものですが、それは跡を残す一番の原因になります。肌の細胞が入れ替わるには一定の時間がかかります。まずは「触らない」ことを徹底し、清潔な状態を保ちながら、少しずつ改善していくのを待ちましょう。なかなか治らない、あるいは繰り返しできる場合は、一人で悩まず皮膚科専門医に相談することも、美肌への近道です。
監修医師
監修医師
池袋院院長
結城 直哉
順天堂大学医学部卒業後、総合病院で勤務。2024年にREVO CLINIC 池袋院院長に就任。内科と美容医療を組み合わせ、忙しい現代人が気軽に相談できる新しい医療の形を目指しREVO CLINICを展開
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