内科

貧血

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  • 札幌すすきの院

01. 貧血とは

貧血とは、血液中で酸素を運ぶ役割を担う「ヘモグロビン」という物質が減少し、全身の細胞に十分な酸素が行き渡らなくなった状態を指します。私たちは呼吸によって取り込んだ酸素を、血液の流れに乗せて全身の臓器や組織に届けていますが、ヘモグロビンはその「運び手」である赤血球の主成分です。

この運び手が不足すると、体は常に酸欠状態となり、さまざまな不調が引き起こされます。「ただの立ちくらみ」と軽く考えられがちですが、実は体からの大切なサインです。特に女性は月経や妊娠、出産などで血液を必要とする機会が多く、自覚症状がないまま進行しているケースも少なくありません。まずは自分の体の状態を正しく知ることが、健やかな毎日を取り戻す鍵となります。

02. 主な症状

貧血の症状はゆっくりと進行することが多いため、体が慣れてしまい、悪化するまで気づかないこともあります。代表的な症状は以下の通りです。

  • 全身の疲れ・だるさ
    酸素不足によりエネルギーがうまく作れず、疲れやすかったり、常に体が重く感じたりします。
  • 動悸・息切れ
    足りない酸素を補おうとして心臓や肺がフル回転するため、階段を上るだけで動悸がしたり、息が切れたりします。
  • めまい・立ちくらみ
    脳への酸素供給が一時的に不足することで、ふらつきや目の前が暗くなるような感覚が生じます。
  • 外見の変化
    顔色が青白くなる、爪が平らになったり反り返ったりする(スプーン状爪)、口角炎ができやすくなるといった特徴があります。
  • その他
    頭痛、集中力の低下、氷を無性に食べたくなる(氷食症)といった症状が現れることもあります。

03. 考えられる原因

血液中のヘモグロビンが不足する原因には、主に以下の3つのパターンが考えられます。

  • 鉄分の摂取不足
    偏った食事や無理なダイエットにより、ヘモグロビンの材料となる「鉄分」が慢性的に不足している状態。
  • 血液の喪失(出血)
    女性の過多月経のほか、胃潰瘍や十二指腸潰瘍、痔などによる消化管からの微量な出血が続くことで血液が失われるケース。
  • 需要の増大
    思春期の成長期や妊娠・授乳期など、通常よりも多くの血液(鉄分)を必要とする時期に供給が追いつかない状態。
  • 造血機能の低下
    骨髄の病気や慢性的な疾患、ビタミン不足などにより、血液そのものをうまく作れなくなっている状態。

04. 治療方法

貧血の治療は、不足している成分を補うとともに、なぜ不足しているのかという根本的な原因を解決することが重要です。

  1. 鉄剤の服用(薬物療法)
    最も一般的な「鉄欠乏性貧血」の場合、医療機関で処方される鉄剤を服用します。数週間で数値は改善し始めますが、体内の貯蔵鉄(フェリチン)を満たすために、数ヶ月間継続して服用するのが一般的です。
  2. 食事療法の見直し
    ヘム鉄を多く含む赤身の肉や魚、非ヘム鉄を含むほうれん草や小松菜などを積極的に摂り入れます。鉄分の吸収を助けるビタミンCを一緒に摂取することも効果的です。
  3. 原因疾患の治療
    子宮筋腫や消化器の疾患などが原因で出血が起きている場合は、その原因となっている病気の治療を優先して行います。

食生活の工夫で、効率よく鉄分を補給しましょう

鉄剤の服用だけでなく、日々のちょっとした習慣が回復を早めます。例えば、食事中や食後すぐの緑茶やコーヒーは、含まれる「タンニン」が鉄の吸収を妨げてしまうことがあるため、少し時間を置くのがおすすめです。また、貧血は「治った」と思っても再発しやすいため、自己判断で通院や服薬をやめず、医師と相談しながらじっくりと体を整えていきましょう。

監修医師

REVO CLINIC 池袋院院長 結城直哉医師

監修医師

池袋院院長

結城 直哉

順天堂大学医学部卒業後、総合病院で勤務。2024年にREVO CLINIC 池袋院院長に就任。内科と美容医療を組み合わせ、忙しい現代人が気軽に相談できる新しい医療の形を目指しREVO CLINICを展開

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